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新刊

AIで覚醒する脳 (単行本)

AIには絶対できないこと 人間だけができること

脳科学の知見と最先端のAI研究でわかってきた人間の能力を科学的に最大化する方法

著者

茂木 健一郎

ジャンル

ビジネス

書店発売日 2025/09/29
ISBN 9784788908369
Cコード 0034
判型・ページ数 四六・216ページ
定価 1,760円(税込)
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フォーマット 価格
単行本 1,760円(税込)
電子書籍 -

内容紹介

 

茂木氏の英語の著作が世界で話題である。生きがい(IKIGAI)は、世界31ヵ国、29の言語で翻訳出版され、ドイツではノンフィクション部門18週連続1位。2冊目の英語の著作The Way of Nagomi(「和みの道」)もドイツでベストセラーになるなど、日本の伝統的価値観の重要性を説いて海外で大反響。
世界の研究者と議論を重ねる英語圏のAI最先端サークルでも、日本的価値観と日本人の役割が話題になっている。一方で、日本は研究者の数も予算も世界から周回遅れの現状。それでも、国、会社、学校、社会…すべてのシステムが圧倒的な変化を余儀なくされていく。対応できなければ取り残される時代。逆に言えば一歩抜け出すことができれば、成功の可能性は飛躍的に高まる。AIと脳科学の最先端研究に接する脳科学者・茂木健一郎が、無知を超え、脳を覚醒させ、自身を劇的にアップデートさせる方法を解説する。

 


 

【著者紹介】茂木 健一郎(もぎ・けんいちろう)
脳科学者。1962年、東京都生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。東京大学大学院特任教授(共創研究室、Collective Intelligence Research Laboratory )。東京大学大学院客員教授(広域科学専攻)。屋久島おおぞら高校校長。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現職。脳活動からの意識の起源の究明に取り組む。著書に『脳と仮想』(小林秀雄賞)『今、ここからすべての場所へ』(桑原武夫学芸賞)、『頭は「本の読み方」で磨かれる』(三笠書房)、『クオリアと人工意識』(講談社)など多数がある。

目次

はじめに
    「AIに仕事を奪われる」は本当か
    なぜAIが、脳を覚醒させるのか

第1章 「バカの壁」の向こうで起こっているAIの真実

    AIの性能は人間の脳の100億倍
    「バカの壁」=「AIの壁」の向こう側で議論されていること
    肉体労働の価値が爆上がりする
    「コレクティブ・インテリジェンス」(共同知能)とは何か?
    IQも偏差値も無意味化する未来
    AIは永遠に人間の「本音」を理解できない
    AIと身体性①――AIに身体性を求めるのは無理ゲー
    AIと身体性②――AIを使いこなす人ほど自らの身体性を求める
    AIで進化する人、退化する人
    表のAI、裏のAI
    『ドラえもん』とAIアライメント

    ・ひとめでわかるAIの歴史年表
    ・AIに関する最先端の議論10
    ・AI進化のカギ――メルクマールとなった5つの技術

第2章 脳はAIで覚醒する

    AI導入で生産性が5倍に
    脳覚醒のカギは「利用」と「探索」
    ピボットというキーワード
    タラウマラ族はなぜ200キロも走り続けることができるのか
    脳が喜ぶ「コラボレーション」と「クロスオーバー」
    アニマルスピリッツが脳に革命を起こす
    イーロン・マスクと『銀河ヒッチハイク・ガイド』
    「5才児の探究心」に隠された脳の秘密
    ドーパミンを放出する「むちゃぶり」

第3章 AI時代に求められる「いい人」の定義

    まったく新しい「いい人」の時代
    世界を席巻する成功者たちはなぜ「謙虚」なのか
    協調性を脳科学的に再定義する
    「マウント」より「好奇心」
    「人に迷惑をかけない」は正しいか
    「あの人がああ言うから、自分もそう思う」をやめる
    「八方美人」は高度な行動スキル
    遠くを見ながら、手元のことに集中するフロー理論
    期待を「超える」と脳が喜ぶ

第4章 AIに不可能な3つの能力に磨きをかける

    古くて新しい「社会のために役立とう」という生き方

    選択力①――AIにはできない選択という行為
    選択力②――没頭がもたらす幸運
    選択力③――ポッドキャストは最先端の情報ソース
    選択力④――脳科学から見た直感力

    コミュニケーション力①――AIで開花する社会性
    コミュニケーション力②――対人関係は「AI」と「リアル」の二刀流がベスト
    コミュニケーション力③――「人間は人間にしか興味がない」
    コミュニケーション力④――なぜ雑談が脳を活性化させるのか
    コミュニケーション力⑤――アインシュタインとある少女の会話
    コミュニケーション力⑥――倍速視聴と「3手の読み」

    創造性①――飽きないAI、飽きっぽい脳
    創造性②――感性は「好き嫌い」で磨かれる
    創造性③――「締め切り」で脳は覚醒する
    創造性④――「ひらめき」が生まれる脳の使い方
    創造性⑤――「15分仮眠」で脳を活性化せよ

おわりに